グローブ選び

初心者必見!失敗しない少年野球グローブの正しい選び方

by YAKYUNOTE編集部

「子供が野球を始めるけど、どんなグローブを選べばいいかわからない…」そんな保護者の皆様、ご安心ください。お子様にとって最高のパートナーとなる最初のグローブ選びは、野球の楽しさを知る上で非常に重要です。

この記事では、YAKYUNOTEの専門家が、サイズ、ポジション、素材といった基本から、おすすめのモデルまで、失敗しないグローブ選びの全てを分かりやすく解説します。

ポイント1:【最重要】お子様の手に合った「サイズ」を選ぶ

子供の手にグローブを合わせている画像

グローブ選びで最も大切なのがサイズです。大きすぎると操作が難しくなり、捕球の感覚を養えません。小さすぎてもボールが収まりきりません。まずはメーカーが提示している学年別のサイズ目安を参考にしましょう。

  • 幼児~小学2年生:SSサイズ(J号球推奨)
  • 小学3~4年生:Sサイズ(J号球推奨)
  • 小学5~6年生:M~Lサイズ(J号球推奨)
専門家の視点:「可能であれば、必ずお店でお子様本人に試着させてください。その際、手をグローブの一番奥までしっかり入れ、指がスムーズに動かせるかを確認するのがポイントです。少し大きいかな?と感じるくらいが、成長を見越すと丁度良い場合もあります。」

ポイント2:最初のポジションは「オールラウンド用」が基本

少年野球では、まだポジションが固定されていないことがほとんどです。そのため、投手、内野、外野など、どのポジションでも使えるように設計された**「オールラウンド用」**のグローブを選ぶのが定石です。

ポイント3:素材の違いを知る(天然皮革 vs 人工皮革)

グローブの素材は、価格と使いやすさに大きく影響します。

  • 天然皮革(牛革・ステアハイド):丈夫で、使えば使うほど手に馴染むのが最大の魅力。価格は高めですが、長く良い状態で使えます。本格的に野球を続けたいお子様におすすめです。
  • 人工皮革(合成皮革):軽くて柔らかく、買ったその日からすぐに使えるのが特徴。価格も手頃なため、野球を始めたばかりのお子様の最初の一個として最適です。

学年別・おすすめ少年用グローブ紹介

【低学年向け】まずは野球を楽しむ!柔らかグローブ

この時期は、まず「野球が楽しい!」と感じてもらうことが何より大切です。軽くてボールを捕りやすい、柔らかい人工皮革のモデルがおすすめです。買ったその日から使えるので、お子様のやる気を損ないません。

専門家の視点:「ZETTの『グランドヒーロー』シリーズなどは、低学年専用の設計で非常に扱いやすいです。価格も手頃なので、最初のグローブとして最適解の一つと言えるでしょう。」

【高学年向け】次のステップへ!本格派レザーグローブ

プレーのレベルも上がり、自分のポジションが決まってくる時期。少し本格的な天然皮革のグローブにステップアップするのも良いでしょう。操作性の良い内野手用モデルや、人気選手モデルなどがモチベーションアップに繋がります。

専門家の視点:「ミズノの『グローバルエリート』やSSKの『プロエッジ』といったシリーズの少年用モデルは、大人用さながらの品質で長く使えます。しっかり手入れをすれば、最高の相棒になりますよ。」

よくある質問(FAQ)

小学1年生におすすめのグローブのサイズは?

小学1年生(低学年)の場合、一般的に「SSサイズ」または「J号球推奨」と記載のある、10インチ前後のグローブがおすすめです。お子様の手が小さく操作に慣れていないため、まずは軽くて柔らかい「オールラウンド用」を選ぶのが良いでしょう。

「湯もみ型付け」は必要ですか?

必須ではありませんが、硬い革のグローブをすぐに使えるようにしたい場合には非常に有効な方法です。特に手の力が弱いお子様の場合、型付けをしてもらうことで、最初からボールを捕りやすくなります。多くのスポーツ店で有料サービスとして提供されています。

左利き用のグローブはありますか?

はい、もちろんあります。多くのメーカーが右投げ用(左手にはめる)と左投げ用(右手にはめる)の両方を製造しています。購入の際は「左投げ用」と明記されているか、必ず確認してください。